入社当時はバブル終盤の汎用機全盛の頃。以後、PCへと移行していく段階を経験。
2002年~2008年まで出産と産休&育休を繰り返し(計4回)、2009年は時間短縮で勤務。
現在は業務システムの設計&開発とプロジェクト管理を主な仕事としています。
【趣味】読書


――どうしてソフテックに?

専門学校への求人募集です。
せっかくコンピューター系の専門学校に入ったのだから、そのジャンルでの就職を・・と思いました。
当時、県内には小規模なソフトウェア会社が多かったのですが、ソフテックはその中では社員数も多く安定している様子だったので。。
プラス、開発系の部署に割と女性がいたので。
ちなみに当時は、事務方に女性がいても開発系部署にはいない・・・という会社もありました。

――入社前のイメージと、入社後のイメージを教えて下さい。

入社前は各人が無口に仕事をしている。机に向かって黙々と・・・というイメージでした。
元々人見知りで知らない人と話すのが好きではなかったので、そういうイメージを好材料としてこの職業を選択しました。
入社後は、意外とコミュニケーションが必要だなと思いましたね。
プログラムを作成するにしても、必ず設計者に口頭で確認しなくてはならないことは多いので。
もちろん、机に向かって黙々としなくてはならないことも多いですし。
現在は、お客様から希望や要望を上手く聞き出したり、いろんなやりとりをする日々です。


少ないエネルギーで最大の成果を、だからこそ最初が肝心

――現在の仕事内容について教えて下さい。

販売管理、在庫管理、人事給与等の業務システムの新規構築や、既存システムへの機能追加及び改修です。
小規模プロジェクトが多いこともあって、プロジェクト管理、システム設計、プログラム設計、プログラミングまで全工程を担当することが多々あります。
現在は、お客様自身がACCESSで作成していた資料発行のシステムを解析し、Visual Basic .NET で同じ機能のシステムを開発するプロジェクトに従事しています。

――入社して25年以上。大変な局面もあったかと思いますが、どんな時でした?

本番立会の時に、システムがトラブルを起こして停止してしまった時。
製造者が立会にはおらず、自分もそのシステムの詳細は把握しておらず・・・。
しかし、対応可能なのが自分しかいない状況だったので必死に対応しましたが、止まったシステムが、かなり大規模なものだったので血の気が引いたのを覚えています。
自分が製造したシステムでなくても、とりあえず全体像は把握しておく必要があると思います。

――仕事において心がけていることは何ですか?

出来る限り丁寧に。但し、余計な所には手間はかけない。
現在は、残業できる時間が限られている事もあって、最少のエネルギーで良いモノを完成させることを考えています。

――良いモノを完成させる。その過程の中で重要な事って何かありますか?

新しいプロジェクトの開始時に、『どうやってやるか?』を考えることですね。
どうすれば、効率的か?どうすればプロジェクトが成功するか?どういう方法の設計にするか、どういう方法のプログラムにするか・・・等。
それは私にとって仕事の醍醐味でもあります。


自分の環境作り、周りへの環境作り

――仕事と子育ての両立、うまくやっていくコツはありますか?

切替ですね。家に帰ったら仕事のことは考えない、会社では家のことは考えないように。できるだけ。
良くも悪くも通勤時間が40~50分と長いので、その間に気持ちの切替を行っています。
プロジェクト管理においては、子供がらみで突発事項があり得るので、スケジュールは出来る限り前倒し傾向で片づけるように。もしくは、最初から余力があるように考えてスケジュールを作成しています。
ちなみに、現在進行中のプロジェクトは参加要員5人中3人が子持ち女性なので、できるだけせっぱつまったスケジュールは立てないようにと思ってます。
とりあえず、部署の周囲が子供の病気や行事などでの急な休みや、連続しての休みに寛容なので助かっています。

――「次のステージ」を教えて下さい。

以前は、プロジェクトが完成した時に「『お客様』に喜んでもらえること」がプロジェクトの目標だったのですが、
今後は、「『プロジェクト参加者』に喜んでもらえること」を目標としていきたいです。
このプロジェクトは楽しかった、役に立った…等。
「『お客様』に喜んでもらえること」は、当たり前と言えば、当たり前かなと。
できれば、参加した全員で「良いプロジェクトだった」と言えるプロジェクトを実施できるプロジェクト管理者を目指していきたいです。

――学生時代にこれだけはしておけば良かったなと思うことはありますか?

学生時代が前過ぎて・・・。ざっくり四半世紀前ですけど。
とりあえず、もっと色々な所に行って色々なものを見ておけばよかったかな。

――最後に、学生さんへメッセージをお願いします。

就職活動は慣れないことの連続で大変だと思いますが、悔いが残らないように頑張ってください。