岡山県出身。焼肉屋を営む両親のもと、すくすくと成長。現在171cm。
大学では、魚に囲まれて幸せな毎日。卒業論文[発酵菌の添加による大豆油粕の栄養価改善の試み]を必死で書き上げ卒業し、ブリの養殖の日々に終わりを告げる。
趣味:旅行

――どうしてソフテックに?

合同会社説明会でたまたま知り、なんとな~く採用試験を受けてみたんです。
多くの会社では、15分のグループ面接から10分の個人面接程度であるのに対して、ソフテックは最初の面接から50分くらいあったことに驚きました。
ちゃんと人柄や人間性と向き合おうとするってことを感じて、魚たちを置いてでもこの会社で働いてみたいって思いました。
でも、絶対受からないだろうなとも思っていました。


魚たちの仕業?水場にいた偶然の神様

――絶対受からない?

はい。ある大きな施設で行われた1回目の筆記試験の時の話です。
試験開始前、トイレで手を洗っていると、男性が突然入ってきたんです!
『あれ?ここは女子トイレですよ?』という目で私は彼を見ました。。。
するとその方は『しまった!間違えて女子トイレに入ってしまった!』という表情をし、「大変失礼しました!!!」と慌ててトイレから出て行ったんです。
『まったく~トイレを間違えるなんて、そそっかしい人だな~』と思っていたら・・・その方がまた、トイレに入ってきて「あの~?」と私に声を掛けてきました。

。。。

トイレを間違えていたのは私でした。


――あー、みんなたまにあるやつですね。

あっちゃダメなやつです!(笑)
私は謝って、謝って、謝って、恥ずかしくて急いで試験会場に逃げました!
そして試験開始前、試験の説明を始めた採用担当の方はトイレで出会ったあの男性だったんです。。。
私は『確実に落ちた』と思いました。

――お疲れ様でした(笑)受験に影響はなかった?

必死に気持ちを切り替えてやり切りました!
このトイレ事件が私を印象付けたのか分かりませんが、拾って頂いたので終わり良ければすべて良しです!

――入社後はトイレ間違えてませんか?それと会社の印象は?

間違えてません!今のところ(笑)
正直、情報系の会社ってくら~い人たちの集まりなんだろうなって思ってましたが、全然!
暗いどころか明る過ぎるくらい明るいです。あと、情報系学部以外の卒業者も多かったです。

――現在の仕事内容について教えて下さい。

学校の教員向けシステムの開発と、卸向けの販売管理システムの運用保守等に従事しています。
教員向けシステムはASP.NET MVCというフレームワークを活用しての開発プロジェクトでして、私にとって初めての取り組みです。
今回のプロジェクトに参画できたことは、技術者として、とても有りがたく思っています。

――なかなかの意気込みですね。

私の上司曰く「未知の技術に対して調査して検証することで知識が拡がり、実装して稼働することで今後の知恵や創意工夫に繋がる」と。。。だから私は今、貴重な機会を頂いています。
ただ、何せ初めての事ばかりの為、調査・検証・調査・検証・実装・・・の毎日で、キーボードを折り曲げてやろうかと思う日もあります。
しかし、この日々を乗り越えたあかつきには、ちょっとだけ今より成長した私が待っていると思いますし、それこそがこの仕事の醍醐味と思ってやっています。

――仕事をする上で心がけていることはありますか?

自分を過信しないこと、ですね。
短所でもあると思っていますが・・・。

――なるほど。学生時代に学んだことで今に生きていることがあれば教えて下さい。

大学時代、ほぼ毎日、数か月後には解剖されるとも知らないブリたちに餌をあげていました。
健康状態、飼料の量等、何十匹ものブリと数十個以上ある水槽について多くの観点を気にしながら、ほぼ毎日同じ作業を行っていました。
毎日同じことをやっているとだんだんマンネリ化してきてくるのですが、手を抜いてしまったがばっかりに、数か月以上かけて採集したサンプルを無駄にしてしまうようなことが有ってはならないので、学生時代はルーチン化した作業を大切にしていました。
この点は、今の仕事でも同じことが言えるのではないかと思います。
型のある仕事内容であっても、一つ一つを丁寧に行うことを心がけたいと思っています。


知り、学び、腕を磨いた。その現在地を確かめる“今 思えば”

――新入社員研修の時の話を聞かせて下さい。

当時、私は情報系の学部出身ではないので「Javaって何?それ美味しいの・・?」っていう状況でした。
開発業務とは何なのか?という全体像の講義で『私が行っていくであろう仕事はこんな感じのことをするんだな~』とぼんやり理解するところから始まり、アルゴリズム、データベース、開発言語など12月までみっちり研修を受けさせて頂きました。

しかし、実際に開発業務に携わるようになった時、すぐにソースコードが書けてプログラムが組める訳ではありませんでした。
先輩社員の元で色々と教えてもらいながらのスタートで、12月まで色々と学習させて頂いたのに何もできない自分が嫌になる毎日でした。
「研修で勉強したからと言ってすぐにできる訳ではないから!大丈夫だから!」と先輩に言っていただいた事で若干、若干、若干、気持ちが楽になったのを覚えています。

正直、研修内容のすべてを理解することは出来ていませんでした。
しかし今になって「あの時の研修で言っていたのはこのことか!!」って思う点が多々あり、研修の意義や意味を噛みしめています。
ちなみに、研修で使用した当時の書籍や資料は今でも利用しています。

――では、そんな経験を得て思う「次のステージ」はなんですか?

自分の考えや、思いを他者へ伝える力が低いと思っています。
なので、プレゼン力を身につけて発信すること、ですね。
そして、松岡の言うことなら大丈夫だろ~と思われる信頼関係を社内・お客様と築いていきたいです。

今はその為に、自分自身に自信を持てるだけの経験を積むべく、研修で学んだことを活かしながら、プログラミングの知識を蓄えて美しいソースコードを書けるよう頑張っています。

――学生時代にこれだけはしておけば良かったなと思うことはありますか?

海外旅行!
働き始めると、なかなかまとまった休みが取れません。
国内旅行であれば働き始めてからでも行けますが、海外となるとなかなか気軽に行けません。
学生さんには、色んな国へ旅行に行きたいなら今のうちに行っといた方がいいよって伝えたいです。

――最後に、学生さんへメッセージをお願いします。

私は学生時代、「時間があっていいね~」と社会人達から言われると、『学生だって、バイト・勉強・バイト・勉強で忙しいんだ!』と思っていました。
しかし、今になって振り返ってみると、学生時代は本当に本当に時間がありました。今になってようやく分かりました。その時間を自分のために有効に使ってほしいと思います。